Bergcamp
ベルカンプとよむ。高校二年生の時に僕のその後の人生を変えるほどの痛烈な印象を与えた人。
この人のゴールからサッカー好きが始まった。自陣ゴールからの長距離パスを魔法のようにコントロールして、軽やかにディフェンスをかわして準決勝進出を決める大きな大きなゴールを決めてくれた。彼は今３５歳なのだけど、アーセナルというロンドンのチーム*1で最高レベルのプレーをしている。「早く捌いたり、遅く捌いたり。視野が本当に広い、指揮者が入ってきたかのよう」と解説者もべたぼめで自分のことのようにうれしくなってしまう。飛行機恐怖症で飛行機に乗れないけれど、最高だよ、ベルカンプ！！*2
教育
新聞で「日本の子供が応用力を欠いている」というものが。これは全世界での共通テストを行って、どのくらいに位置しているかということだ。どこかの長官は「競争をさせるような方法にしなくてはならない」と発言。でも、僕の記憶が正しければつい１０年ほど前には「偏差値偏重からの脱却」「ゆとり教育」というキーワードが巷を席巻していて政治家たちが選挙に出るときに「子供たちにゆとりを」「週５日制」ということを大声で宣伝していたんだ。
うちのお母さんは中学理科の講師で、授業時間が少なくなることを当時から指摘していた。授業時間が減って一番その割を食うのは教師だから問題点がよく見えていたのだと思う。授業時間も減るし、指導要領の改訂で内容も減った。結局そのとおりの結果になったといえる。そのお母さんがいうことを聞いてみると、「地球のことを円と書く子供が多くなったけれど、本当に球が分からない子なんていない。実際には球であるという教育がなくなっているのだ」と。*3
お母さんによれば、本当に子供の頭が悪くなったかといえばそうではなくて教える内容が変化したことでその影響が出ている、ということだ。それは言い換えれば大人たちの都合によって教育内容を変えられたことの結果なんだよな。これをうけて、また「競争力を」「学力低下」なんて叫びだす。こういう時に私立の存在は大きいね。
今日のこと
一番上に書いてあるように、まだまだ自宅のデスクトップのパソコンはOSさえも入らない。今日サポートに電話して解決したかに見えたんだけど、また再び動かなくなってしまったんだ。途中にいたってはWIN2000のCDROMさえも正常に動作しなくなって、悲観的になった。画面は真っ黒で「No OperatingSystem」と出てフリーズ。CPUはペンティアム４の３Ghzでメモリは１．３Gもあってビデオカードは最高速度。。。なのに、こんなのだなんて。はぁ、とためいき。だめだよー、とたかしの携帯に録音して学校にいった。
学校について、Iweekの時間帯を確認。いつもなら水曜には4時間目から卒論ゼミがあるのだけど、四時間目は14：30からだったので時間に余裕。でも気持ちには余裕がなかったから*4KGKの部室にいった。コアミーティングを聞きながら「初めて教会へ行く人へ」みたいな本を一人で読ませてもらった。教会もいろいろあるんだけど、この前行ったニューホープ東京というところは賛美歌*5を使わないでポップな感じの歌を歌う。ここがちょっと残念なところ。賛美歌とオルガンが大好きなだけに残念。
卒論。昨日はすごく絶望感に襲われたけど、一体何が分からないのかということをしっかり考えた。まずひとつは僕が作ったものの一つはそのままではSwordFishというプログラムでは上手く動かないということ。「こうなったら、こうしたい」という気持ちはあって、それは合っているのだけどそれをどうやって実現するかについてたくやと口論になるくらいに議論した。SwordFishにはEffecterというものがあってこれを使えばよいのだけど、当初はこれを使えないと思っていたので違うようにプログラムを書いていた。とにかくアイデアだけのものに直して１から書き直す作業をした。これをどのようにするかですごーくすごーく議論をして「そんなことも分からないの？」とか「これ以上丁寧にはいえない」「まじ、疲れるんだけど」とか喚かれてこれまた非常に落ち込む。でも彼の言っている事は（たまに）まったく議論の点が違うので冷静に「あの、そんなことじゃなくて」「いきなり洪水のようにしゃべられても分からない」「ここのパラダイムシフトについていけなかっただけ」と反論。
結果的にその議論はよい結果を招くことになって、ちょっと乱暴ともいえるプログラム*6はとてもスマートなものに変化。これで使えるようになったし、すごく精神力と体力と気力を使ったけれどなんとか一つ作り直せた。というより間違いがなくなったし、たぶんうまく機能してくれるだろうと思われる。自分だけが正しいと思っていても実は気づかないミスがあるものだし、これに気づいたのはとてもよかった。
でも、とにかく疲れたナー。
最近会わない人たち、元気にしてますか。僕はこんな感じでなんだか神経すり減らしながら頑張ってます。あきらめたらそこで試合終了！ということを心に言い聞かせながら。
