サッカー

今日は担当の河村さんが朝はやくいなくなるということで指示を聞いておくために30分早く出社。いつもそれくらいにいくのだけど、今日は九時半からというよりその前についておく必要があった。

指示はなかなか複雑で、エクセルで科学技術庁がやってる科学技術なんとかというののアンケート集計を手伝ってくれということだった。ちなみにそれは長期計画で来年から3期目が始まるらしい。説明に出てくる単語、すべて知らなかった。(ちなみに一般公布されているので、守秘義務の対象外)

エクセルでいくつか関数を使ってデータを処理していく。でも、アイデアが浮かんで実験して上手く言ったら実行といういつものスタイルは変わらず。なので時間帯によってはまったく作業が進まない。気にしてないけど。
むしろ気になるのは隣でバリバリ仕事する方だ。左隣はインターンでまた良く分からないことをやってる。社内では僕がやってるものの暗号(のようなコトバ)が飛び交い、いろいろ営業電話が飛び交う。
もう少し窓際でリラックスして働けたらいいのに。と思う。この会社はリラックスできる場所がない。リラックスルームなるものはタバコくさくてとてもいられない。
今日の内容はめちゃんこ量があって、ここまでやってほしいというところまで行き着かなかった。でも、処理は自分でやったから他の人が僕のやりかけのデータみても引き継げないだろうなぁ。


今日は北朝鮮との最終予選の日で、それもあって仕事が手につかなくなる時間もあった。
帰ってきて(一瞬スポーツバーに行こうかと思ったけれどやっぱりお金がないのでやめた)、テレビをつけるともうすでに(まだウォーミングアップなのに)中継が始まっている。さすがBS。

BSで見ようと思っていたけどちらつきが直らなくて、結局民法で見てしまった。


北朝鮮の力を見せてもらおうかと思いつつ観戦。開始5分ほどで、小笠原がFKでゴールを決める。さっそく楽勝ムードがただよう。彼は中田や中村の影に隠れてきたけれど、この初チャンスをよくモノにしたと思う。彼の実力は素晴らしいけれど、やはり人目につくのは海外で活躍している選手たちで、こうしてジーコがスタメン選んでくれるまでもう何年も何年も待ち続けていたのだろう。今日は小笠原のよさを世界に向けてアピールしたと思う。彼は好プレーを連発した。


試合はその後均衡し、北朝鮮はするどい組み立てから日本から同点ゴールを奪う。
徐々にただよう同点での終了の予感。
けれど、今日の日本代表は一味ちがった。終了間際になってもけっして焦らないでボールを運ぶ。当人が焦って、第3者から「おちつけ」と言われるのは普通だけど、逆に第3者に「おちつけ」と発信できるのはすごいことだと思う。
結局相手キーパーが弾いたところからチャンスが生まれて、大黒の決勝点が決まる。*1しかも後半ロスタイム。川渕三郎は「視聴率アップに貢献しないような、楽な展開を期待する」と言っていたが、どうしてどうして今日の試合は劇的な勝利であった。サッカーを見ると今日のように非常に興奮するものもあるが、まったくつまらないものもある。以前、「どの要素がサッカーを劇的にさせるのか?」という特集があった。僕は「自分の応援しているチーム」で「試合に意味があり」、「実力が拮抗」しているというものを支持しようかな。


今日の放送で北朝鮮のことについて、やはり大勢の人が認識をあらたにしたと思う。試合後の在日の人たちの様子の報道もそうだが、彼らは闘志を前面に出してきて*2、予想以上の強さにびっくりした。なんにせよ、劇的なクライマックス。これほどのエンターテイメントはない。サッカーによって結ばれる親交が世界を平和にできますように。がんばれ日本。そして、敵対する国々もがんばれ。ワールドカップへの道は簡単ではない。

*1:北朝鮮のキーパーはパンチングで弾くことが多く、ここからチャンスになると思っていた

*2:サッカーではどんなものも確定的なものはない