僕はどこからきたの?

ついこの間の土日で、お母さんがお母さんの弟である理一さんと一緒におじいちゃんとおばあちゃんを千葉の山奥につれていった。

おじいちゃんは脳梗塞で急速に衰えが見えてきている。骨折してからは、立つのも一苦労。前立腺肥大でおしっこも大変でお母さんがいつも苦労している。トイレ探しの旅でもあった、といっていた。
けれど、そのおじいちゃんが是非行きたいというのがその千葉の山奥(養老渓谷の奥の石塚という集落)であった。

養老渓谷の頂点には白鳥神社というのがあり、そこにおじいちゃんが中学生のころに行った事があるということで是非生きてるうちにもう一度行きたいということだったのでした。
母方の祖父も祖母も両方ともその千葉の山奥の集落がルーツだった。二人は遠い親戚だったということになる。


僕はそれまで(母方の)ばあちゃんの血縁などの話をあまり聞いていなかった。じいちゃんの家系の話はかずこ叔母さんという方が亡くなったときに少し聞いたのだけど。


改めて聞いてみると、おばあちゃんの家系には若くして死んでしまった人が多い。*1時代が時代なのかもしれないけれど、養子や養女もこの家系の中で多くいる。おじいちゃんの家系でも若くして死んでしまったお兄さんがいる。


千葉の養老渓谷では宮原さんという77歳の方が話してくれたそうだけれど、その方からはおじいちゃんとおばあちゃんの実際の血縁の方の(つまり二世代前)話を聞くことはできなかったみたい。そもそもその宮原さんという方も良く見つけたなというかんじなのだが。


昔の村の話なので、あちらこちらでつながりがある。もちろん話にでてくる一人一人には人生があり、ひとことで済むことではないのだけど。

死んでから50年くらいで、もうその人を知る人がいなくなる、ということを母がいっていたけれど、なんだか不思議な感じで知ることができてよかった。

ちなみに父方は新潟出身。これもまたあつい話がありそうなかんじ。

*1:父方のおばあちゃんも兄弟が多く、そして生き残った人も少ない