朝から

昨日のショックが尾をひいて、朝はとてもやる気がなかった。
でも演奏をしなくてはならない。11時半くらいに学校につくように家をでると、チェンバロ運びを頼まれていたことを思い出す。でももう遅い・・・。
一方的にMLで頼まれたために意識が足りていなかったことだったけれど、もう気が他に回っていなかった。

自分の演奏はテレマンがやっぱりというか上手くいかないところがあった。
とても難しいけれど、その前に寒くなってきたせいでリコーダーが結露しやすくなり唾がつまりやすくなっていた。

ブラ五はほぼ完璧、いい演奏を聞かせられたと思う。
でもICU祭のほうで開始時間をパンフレットに載せていないせいでせっかくの気鋭の演奏も周知されることなく終わった。その後につづく岩淵さんは、ほとんどお客がいない状況だった。。。
片づけもそこそこにさっきまでリコーダーで演奏していた順子のオルガンを聞いた。ねりーのも聞きたかったけれど、間に合ったのは順子のみだった。今回のバッハは、いまいち好きでなくしょっぱなから不思議な和音が転回されていく。でも、順子オルガンを聞いたのは相当ひさしぶりで、それはそれでとても意義のあることだった。演奏はとても安定していてよかった。

その10分後、やんもりの当番にはいる。
やんもりは展示の部屋の当番だからそれほど大変でもなかった。3時からチャペルにオルガンを聞きに行く。今度はみやまとミサの演奏だ。
みやまは相変わらずいい演奏をした。でも、残念ながらリーガーはみやまの後ろ姿は見えない。あの演奏する姿がとてもいいのに。
みさはいつもどこかでとちるような印象があったけど、今回はほとんどミスもなく、それどころかものすごくいい選曲で今回はみやまよりも良かったと思った。

その後またやんもり当番にもどる。今回は終了が5時だった。
4時までと言われていたけど、ちょっと延長して残った。最後までいようかとも思ったけど、まだ前売りで買ったチケットが残っていた。茶道部の泰山荘でのお茶会。
行ってみると、もう片づけをしていた。あぁ。また今年もか。
3時までだったらしい。なにか脱力感を覚えて、座り込んでいると「まだお湯あついから特別につくってあげる」という好意で、お茶を淹れてもらった。とてもおいしいお茶菓子「竜田姫」と、泰山荘をたくさん写真とった。お茶はいつも少ないと思っていたけど、知り合いだったので「おかわりしていい?」と聞いたら「本当はおかわりオッケーなんだ」という返事。二杯目も頂いた。とてもとてもおいしいお茶だった。

EMSの人の姿は見あたらず、偶然すれちがった順子もすぐ帰ってしまい。なんだかとても寂しい気持ちになる。
ICU祭が終わったら、EMSとも少し距離を置くようになる気がする。音楽を学びたい、演奏したいという気持ちは自分の中にあるのだけれど、そうできない状況だ。それが、夕暮れのICUの風景、ステージ企画でもりあがる人々。。。それに参加できない自分と重ねあわさった。
リコーダーの箱を開けたときにでてくる富士山がその風景をいつもと変えていたことで、ほんの少し自分にも神様の目が向けられているはず、と打ちひしがれながら考えた。