夜帰ってきて

プログラムが出来たのはとてもよかった。けれど、とても残念なことが。

同じ研究室のセクメはどうもゆかりさんのことを全くもってよく思っていないようだった。
ゆかりさんが厳しいとかいうのが嫌いらしいけど、彼女の指摘はクリティカルな指摘だしとてもありがたいといつも思っていたのに。抵抗していや、ゆかりさんがどうとかこうとかじゃなくてそれは自分の至らなさがあるから指摘されるのが嫌なんでしょ、と遠まわしに言ってみた。けど、遠まわしにいってもしょうがない。プログラムも僕の10分の1も苦労しないでできる卒論で、毎回のゼミはどう考えても足りない発表内容なのにそれをずっと今までやってきたというのに、それがゆかりさんに対する態度というのはすごくむかついてきた。そもそもゆかりさんがとりなしてくれなかったら、君は卒業できなかったのだよ。言葉だけで感謝の言葉をいうだけで、まったく分かっていないでしょう。

彼の好きな子(子、といっても02だが)がゆかりさんの研究室に決まるといってゆかりさんのことを非難した挙句、にやにや笑いながら「いばらの道だけど頑張って」とかいってやったとか言われて、どうしてよいか分からなかった。この人は何にも感謝できない生活を送るのだろうか

卒論も、発表も僕は僕の考える基準でやるし、もっとやれる人がいる環境でもよいくらい。もっと出来る人についていくのもよいし、そういう人がいなくても頑張りたい。そうして、小学校も中学校も高校も浪人のときも頑張ってきたのだから。