母親と父親の影響

父は、だらしなさとてきぱきとした行動が両方ある。やらなくてはならないことをおろそかにすることも多く趣味を優先する。こだわり派なのか、料理をする腕とセンスは十分にもっている。
カメラ修理技術においては、抜群の才能があり、録音録画の趣味では高価な機材が揃っていてプロ並みに仕事を依頼される。この分野ではあたらしものずき。演奏も音楽に対する知識も広くなかなかよいものをもっている。基本的に現状維持。

母はおおよそ考えられる中で、真面目さと真剣さをもっていて教育と授業に大きなエネルギーを投入している。安いものを買うのが得意で、料理も独自の発明をするときが多い。発明が当たったときは一様にみんなおいしいが、はずれもある。学校では生徒からの評判がいいらしい。
じいちゃんばあちゃんに対する気配りがよく、本来は父がやらなくちゃならないものを母がかわりにやっている。いろいろな面で計画的。早寝。興味の対象が多く、それを実現すべく勉強できる。


両方の影響を受けているのはもちろんだけど、両方にないものもある。


どちらかというと父親の影響が強いと思われるのは演奏のことと、なんとなくだらしなくなってしまうなという面。母親からの影響が強いのは安いものを探すということと(質素に生きることともいえる)、倫理観かな。両方からはあんまり着るものにこだわりを見せないということを受け継いだ。もう8年くらい着ている服もある。高いお金を出して買うべきいいものはあるが、それは将来的に考えて安いからだという観点を教えられた。

もう少し学びたいと思うことは、計画的にやるということ。父からは技術的なことかな。
両方から学んだことは、あんまり競争をしろということを言われてこなかったから何かにおいて勝ろうという気持ちはいつもは特にない。そう思うときは別の何かから刺激を受けて自発的に促されるとき。何かを達成して喜ばれることはあるけれど、それが直接的な報酬ではないところも良かったかもしれない。