友達

今度の3月3日に高校の友達と一緒にバンドのライブをやることになって、それを決めて以来ちょくちょくその練習をしたりする。
今日は朝はずっと寝ていて、ようやく風邪が治ってきたところで学校にいった。
ちょっと億劫だったけれど。


学校では期末前でみんなで勉強をしていた。僕は見なくちゃならないというか、返さなくちゃならないDVDがあってみんなの脇でたくやと二人で「僕セザール、10歳半、1m39cm」という映画をみた。
去年これは絶対みたい!!!!と思っていたやつだったけれど、結局見られなくて一昨日くらいにようやく借りたやつだ。内容は子供の視点から見た大人の世界の話で、小さい頃こう思っていたなぁとかそういうのがありありと表現されていたりするし、なんだか懐かしいと同時にすごくよい映画だった。できたらいろんな人に見てもらいたい映画の一つ。

休みに入ってから「たくさんみるぞー」と思って結構たくさん借りてきたけれど、SFが好きなら「ガタカ」というユマサーマンの出てるやつとか、「スパニッシュアパートメント」がお勧め。これはバルセロナに留学にいった学生の話で、自分も留学にいったような気になれる。ガタカは同じオケの後輩に勧められて。スパニッシュは公開中からみたいーと強く願っていたやつだった。どちらもあんまり全国的に公開されているやつではなかったけれど、お勧めだ。映画っていうのはよい。

その後に家庭教師にいって、その後にバンドの練習にいった。


バンドではロックというかブルースというか、そんなのをやっていてとても轟音。耳に悪い。ほとんどのみんながタバコを吸うから部屋がもくもくとなり、逃げ出す。練習は0時から4時までで、意外と眠いながらも練習。


このバンドの練習が終わると、シマダのうちに集まる。この部屋には先に寝ている友達がいて5時ごろに僕らが帰ってきて叩き起こしてしまった。ここに集まったのは、そのシマダの友達たちで、高校の友達のコマツ。バンドで知り合ったジュンヤとヨコミゾ、あとダイちゃん。ここにはいなかったけれど、シックさんがドラム。シックさんは僕のお父さんよりも上くらいの年代の人。部屋に集まった6人でけっこう盛り上がって高校のときのことや、今の自分たちのことをいろいろ話す。


当時の彼ら(シマダ、コマツ)はいわゆる「不良」で、コマツにいたっては退学してしまったくらい。テストの後で担任によばれて「(学年びり)飾っちゃってるよ。。」と言われるのだそうだ。なかなか、だと思う。僕はいわゆる優等生で、行動も成績もそれなりによろしかったし、当時はあまり彼らと付き合いがなかった。彼らはとても仲よさそうに見えたけれど、じつは仲間内ではそうでなかったりとか、僕のことは友達だと思っていてくれたりとか、「俺、ひとしに嫌われてると思ってた」などと話すことがつきなかった。一番面白かったのは、「ひとしたちが、バスで一度降りては(交代で)次のバス停まで走るというゲームをやってたのが楽しそうだった」というものだ。しっかり走らないとバスに追いつけなくて、頑張って走ったと説明。


そういえば、バスで通っていたころはそんな遊びもしてた。なんとまー迷惑な。。。
母校はとても自由なところで、落ちる人は落ちるしやりたいことがある人はそれに熱中していた。あんまり勉強を頑張るところではなかったけれど。僕は部活とバンドにとても忙しく、よくみるような友達どうしでつるんでカラオケにいったりボーリングに遊びにいったりという、(高校生らしい)友達づきあいをしてこなかったなぁと思っていた。だから、あんまり同じ学年にたくさん友達はいなかった。それは塾でも同じだった。


勉強、塾、オーケストラ、バンド、部活。。。部活は演劇とか(これは途中でつぶれた)、ゲームサークルもやってた。夏休みに農研といって、勝手に(中庭にある)畑を耕してたくさんの蚊にさされてぱんぱんになりながら小松菜を収穫したりもした。その後、その僕らの畑が「総合学習」の名の下に接収されてしまうのだ。先生からは、僕らが雑草が自分の背丈まで生い茂った中庭からいかにして畑を作り上げたかについてまったく感謝がないが、僕らも「勝手」にやったわけで、それはなんとも微妙だ。委員会は放送委員をずっとやっていて、中2のときに自分たちで作った「ごみ問題対策委員」というのをずっとやっていた。これもまたいろいろと話が長くなるが。


お金はなかったけれど、精一杯楽しんでたし、毎日毎日忙しかった。
今日はこれからまたコンサートの手伝いなんだけれど、朝日がまぶしくなんだかいい気分になった。

スパニッシュ・アパートメント [DVD]

スパニッシュ・アパートメント [DVD]