{Music}りりこレッスン

その片づけを終えて、何人かと話した後にりり子さんのレッスンに行ってきた。2回目のレッスン。とてもよかった。


先生のところでは今、ボワモルティエが書いたフルートのための「55のレッスン*1」という本を使うというので、前日に新宿に買いに行ってきた。ボワモルティエはまーったく知らなかったけれど、とてもコトリーズで親しみ深い作曲家となった。この本は「フランス風」の組曲を扱ったもので各曲はすべて舞曲だ。アルマンドとか、ブレーとか、サラバンドとかがあるアレだ。*2

こういうのは「スタイル」にあわせてそれぞれ独自の演奏方法とビート、リズムがあるから譜面通りに演奏してもまーったく違うものになる。だから日本人でバロック舞曲とかに慣れない僕は「譜面通り」にしか吹けないのだ。

印象としては「かなり」拡大解釈が必要。バロック笛吹きにはこの辺の解釈は必須だ。

  • プレリュード

これは曲が始まる前に、今日の体調や楽器の調子をみるための即興曲。だから、そもそも曲ではなく、「いま適当に吹きました」っていうカンジを出す。最低音から最高音付近まで確認できるような曲となっている。イネガルの使い方やトリルの長さ、テールスクーレにも気をつけて吹く。

  • ドゥースマン

いわゆるドルチェ。可愛らしく!
思ったのは最高音からの下降型でもアウフタクトなら、そこは強調しないってことだ。へーへーへー。テールスクーレはカレハのように、フワリと決める。
もうひとつ気づいたのは、強拍での前打音とテールスクーレはまったく見た目が同じなのに演奏方法はぜーんぜん違うということだ。ビートに忠実に、音型からどこからどこまでを一気に吹くかを判断してしっかり吹く。

  • ガヴォット

ガヴォットはジャンプの入った踊り。小節の前に二つの音があったら、かならずそれはスタッカートで吹かれる。このスタッカートでジャンプを表して、その後の音は空中を歩くようにしっかりと吹かれる。その後に着地音がフワリとあって、フレーズの終わりとなる。これの繰り返しだ。


指使いと音はしっかりしてるから、ビート感とリズムをしっかりしてね、と言われた。タンギングも頑張らなくちゃ、なんだけど。

*1:ドイツ語なのであってるか分からん

*2:アレといっても、分かる人は少ないか