チェンジ


以前から、ふと思ったことを書き留めたかった。
思いついていたのは、以前紹介した「僕セザール、10歳半」という映画でのセリフからだった。

変化というのは、僕くらいの年齢では成長というらしい

このセリフはとてもお気に入りだ。
このセリフを思い出しながら思うのは、秋葉原という街についてだ。
秋葉原は僕が小さな頃からお父さんに連れられて言っていたし、自転車に乗るようになってからはすぐに行くことが出来た。パソコンが多いな、とかあやしげな店があったりとか、部品、パーツ、そしてアニメ系と雑多な印象を受けた。

今はオタクの聖地となり、*1アニメというか美少女のイラストが街を所狭しと飾る。限定のCDROMやDVDが無料で配られるたびにメッセサンオーの前は行列ができる。パソコンは以前よりも他の街でも十分安く買えるということもあり、少し衰退。むしろマニアックに自分好みのパソコンを作りたい人の要求を満たすためにPCショップがあるといっていい。お店がたくさんあるということで、少しでも安く買える、品揃えに不満を感じることがないなどのメリットもある。


その秋葉原つくばエクスプレスができれば、つくばと電車でつながる。これで少しは自殺が多いと有名な閉塞地帯からの脱出もできるだろう。脱出した先がオタクの聖地というのもスゴイけど。その駅周辺では開発が非常に盛んだ。
秋葉原はこれから、ビジネスの拠点となるんだろう。六本木ヒルズよりもずっとすごいビルがかなり建つ予定。空き地でスケボーやバスケをやっていた場所はビルに変わっていく。あの有名な電気街から一歩脇にそれてみると、ビジネス街が姿を現す。この道隔てたあっという間の変化、そしてここ数年でのビル建設がそろそろ佳境にはいりその姿を現したことで「秋葉原」という街が変化していくという様を毎日通学で秋葉原を通り、日曜日は自転車でそのビルの脇を通りながら僕は眺めてきたわけだ。


この変化は成長と言えるのだろうか。
この変化は進化なんだろうか?

僕自身はこのビルが建つ前からいるけれど、僕の変化は成長なんだろうか、それとも進化なんだろうか、単なる変化なんだろうか、それとも変化してないのだろうか。良く分からない思いを抱えながら、高層ビルを眺める毎日だ。

*1:オタクとはどんなものか?と公開質問状を送ってこないで欲しいが