母の驚き

今朝はチャンピオンズリーグの決勝を見てから二度寝した。すると母が、
「ねぇ、ひとし、知ってた?ミドリムシって動くんだよ、つつつーって」


というので、起きた。
家の母はペットボトルにゾウリムシとかミドリムシとか、そういう理科の実験みたいな*1ものを買っている。しかも台所に。
だから間違ってゾウリムシを飲むことのないようになるべくうちではペットボトルに入っているものを飲まないようにしなくてはならず、信頼して良いのは自分が買ってきたペットボトルである。また台所に空のペットボトルが置いてあると「あ、ひとしそれ捨てないで、ゾウリムシ飼うから」といってまた家にゴミが増えるのである。


母の心配事は「ツリガネムシにゾウリムシが食べられてしまわないか」ということであり、またテスト問題である。ちょうど中間テストなので僕が採点の集計を4クラス分手伝った。これがめちゃくちゃ単純作業の連続で、目がおかしくなりそうだった。テストの時期になると母はとても大変そうだけれど、集計は家族みんなで手伝う。(大変なのは僕らが私立の大学に行ったり、大学院行ったりして働かないからであり、父親の収入がいまいち安定しないからでもある)今回は手伝う人が僕一人であり、母の労苦を肌身で感じた。


採点があるから、ということで今夜は僕が夕食を創った。なんか喉が痛くて、またまた風邪っぽい。しかし「今日は夕食つくります」といってしまったためにスブタを作ることになっていた。どうもその辺が勘違いで「レトルトのスブタ」を買ってきて暖めるというのが母プランだったらしいが、僕は大まじめに豚肉を買ってきて揚げるところから始めてしまった。



とにかく今日は一日中「ミドリムシが動くんだよ。植物なのに!!あたしはほんっとに驚いた」を繰り返す母であった。

*1:ちなみに母は中学の理科の講師である