異国

月曜日にいきなり電話があり、「明日カレーパーティ&オリエンテーション」があるから、来てくださいということだった。


インターンで行くインドの話が来ないから、困ったもんだと思っていたら急な話。結局夕方に学校にいってその近くにあるマニ氏のお宅でカレーパーティがあった。
インドのカレーとかインドの食べ物は、きっと日本人には「どうもこいつは微妙だな」と思うものが数種類ある。米で作ったパンみたいなのは、ちょっと酸っぱかったしぼろぼろとこぼれおちる。


そこで、ちょっと学科長が外向けの対応をして、僕には威圧的な対応をとっていた。なにをいってるんだかほぼ分からないインド英語は耳慣れなくて聞き取れない。

結局、8月7日か8日に出発ということが判明。なんかあとちょっとだな。
母親に予防接種とか大丈夫なの?!とかいろいろ矢継ぎ早に質問されて、答える気力も失せる。


翌日は02年にセントマで会ったSidに会う約束だった。
方南町の彼の自宅(というか小さなカトリック教会)に行って一緒に昼食を食べながら、今何してるのかとか、あの時のメンバーが結構ここにくるんだよとか、明日はもう一人来るよとか、ここはどういう場所だとか、2年も会ってないとかなり話すことは多くて二人で長々と話す。Sidは当時は何を勉強してたかよく分からないのだけど(授業同じじゃなかったし)、よく僕のことを覚えていてくれたなぁと思う。今は聖書をタガログ語に訳す仕事をしてるみたい。


長々と話してると、だんだんルームメイトが帰ってきて、僕たちの横のテーブルで食事をしていく。すると、次第に彼らのほぼ全員がスペイン語で話すことに気がついて、僕もなるべくスペイン語で会話する。僕以外に大阪弁をしゃべるスペインと日本のハーフのケンがたまに日本語をしゃべるくらいで、英語もたまに通訳として使われるくらいで、みんなスペイン語
日本語も習ってる人がいるから、「おい下手でもいいから日本語つかえよ」とか騒いだり、「ひとしは6ヶ月スペイン語習ったみたいだけど、お前らは10ヶ月だろう」とか「仁士の漢字の意味をみんなで調べるぞ」とか、自分の漢字の意味を英語で説明したり、それをまたスペイン語で訳してくれたりとなかなか面白い体験だった。


日本人は「大阪弁は聞き取りにくい、しゃべるの早い」と思われていて、僕も「メキシコのスペイン語は分かりやすいけど、エストゥラマドゥラのスペイン語はun poco rapidだよ」とか、言語について延々とぺちゃくちゃしゃべりまくる。ついていけないところもあったけど。

そんな様子で、帰るときは「hasta la vista」「Thank you very much」「じゃあまたね」としょうがないから3カ国語であいさつ。スペイン語も英語もまたいろいろ勉強したいなー。